こんにちは、オザ(@oz051619)です。
仕事の夏休みにどうしても夏山っぽい山に登ってみたくなったので初めての東北地方の山に行ってきました。
いつもの夏休みの時期だったら帰省ラッシュで大渋滞のはずが、、、今回はまったく渋滞にかからず。
みなさんコロナの影響で帰省や旅行を控えているのかもしれません。
人との接触が限られるソロ登山とはいえ、なんだか申し訳なくなります。
今回はせっかく神奈川から東北まで行くのだから、初日に東北の安達太良山に登り、安達太良のキャンプ場に宿泊して翌日も別の山に登ってしまおうという計画です。
いつも山に登る際に天気予報で参考にしているのは「てんきとくらす」です。
登山指数を「A~C」まで天気と気温をセットで教えてくれます。
山の天気なのでチェックするタイミングで目まぐるしく予報が変わっていきます。
この登山計画を立てた数日前の「てんきとくらす」での登山指数はAでした。
しかし前日にはC判定になっていました。
時間帯別の天気を見ると曇りの降水確率0%です。
「これは行けるんじゃないの??」
「せっかくの夏休みなんだから行っちゃおうよ!!」
と、神奈川から安達太良に向かいました。
安達太良山ってどんな山
安達太良山登山口
初めての東北道。
安達太良山の最寄りである東北道二本松ICの手前あたりから車にパラパラと雨が降ってきます。
安達太良ICを降りたあたりで一度雨も降りやみましたが、登山口に着くまでの曲がりくねった山道もガスっており視界もよくありません。
9時30分に安達太良山登山口駐車場に到着。
安達太良山登山口にあるロープウェイも強風のため運休です。
登山口では強風と感じるほどではありませんでした。
ロープウェイ前でてんきとくらすをチェックするも登山指数Cという予報変わっていません。
「天気が悪そうだし今日はやめようか」と車内で思案していると、そのうちロープウェイも運行再開して他の登山者の方々も登りだすようです。
せっかく神奈川から東北まで来たのだから登ってしまおうといそいそと準備をします。
奥岳登山口
安達太良山は冬はスキー場になるのか、リフトなどの設備を横目に登山をはじめます。
今回はロープウェイも使わずに登山口から山頂を目指します。
奥岳登山口から綺麗に整備された林道を入っていきます。
歩いていると時々旧道への分かれ道がありますが、林道が気持ちいいので遠回りでも林道を歩きます。
時々雨が降ってきますが、パラパラと降ってくるくらいなのでレインウェアも要りません。
ちょっと雨足が強くなったときに一時的にレインウェアを羽織ろうかくらいです。
勢至平分岐
勢至平分岐で峰の辻へ直接向かうルートとちょっと遠回りになってもくろがね小屋に向かう道を選べます。
せっかくなのでカレーの夕食やお風呂で有名なくろがね小屋も見てみたくて小屋方面に歩いていきます。
広くて歩きやすい道が続きます。
遠くにくろがね小屋が見えてきました。
よくネットや雑誌でも見られる有名な山小屋なのでテンションあがります。
くろがね小屋
たしか老朽化で建て替えの話があったような、、、と思いながら小屋へ。
この鐘も山小屋の歴史を感じさせてくれます。
山小屋でちょっとだけ休憩させていただきます。
山小屋の入り口で話している人がいたのですが、くろがね小屋さんでは登山者にお風呂も貸してくれるらしいです。
年配の男性がしきりに女性二人に「絶対に入っておいたほうがいいお風呂」だからと勧めてました。
私も温泉には目がない人間ですが今お風呂に入ってしまったら山に登れなくなってしまうので我慢です。
楽しみは次回にとっておきます!!
休憩させて頂いているときにくろがね小屋さんをちょっと覗かせて頂きました。
年代を感じさせますが清潔感があって味がある小屋です。
くろがね小屋を出ると急に山道っぽくなってきます。
一人しか通れなさそうな葉が茂った幅の狭い登山道を登っていきます。
段々とガスが立ち込めてみました。
視界不良です。
だんだんと風雨が強くなってきます。
ここらへんから雲行きが怪しくなってきます(笑)
峰の辻
峰の辻に到着しましたが完全にガスで覆われています。
風雨が強く視界不良。
今までは何組か登山者がいたのに気がついたら今では後ろに若い男女一組だけ。
しかもガスのなかで自分についてきている様子です。
せっかく山頂まであと25分のところに来たのだからと登ります。
歩いているうちに気づいたのですが、矢筈森経由で遠回りして山頂に向かって歩いていました。
遮るものがない稜線に出た途端に台風みたいな風。
歩いていると風に煽られてよろめくレベルです。
ここらへんでふと思いました。
ここまで来たら山頂に行きたい気持ちが強いのですが、山頂に登っても恐らくガスっててなにも見えません。
むしろこの風のなか山頂で動けなくなって救助でも呼ぶことになったら本当に色々な方面にご迷惑をかけてしまうことになります。
登る勇気よりも撤退する勇気を。
余力が残っているうちに山頂直下で撤退です。
帰りは峰の辻からくろがね小屋を経由しないルートで勢至平分岐を目指します。
どこまで続く泥濘ぞ
この旧道の下り道、正直キツかった。
山と高原の地図には「スリップ注意」とだけ書かれてますが、50分間ずっと泥だらけの細い道を下ります。
めっちゃ滑ります。
ここで痛恨のミスをしてしまいました。
ただの泥の水溜まりだと思って足を置いたら、深さがあることに気づかずに一気に膝上くらいまで沈みました。
左足が登山靴まで完全に浸水です。
ゴアテックスの登山靴を履いていてもひとたまりもない。
水が入った長靴みたいに歩くとカポカポいいます。
これがまた歩くたびに不快で、まだ新しい登山靴なのでメンタルも折れました。
結局、左足が浸水したまま、入山してきた奥岳登山口まで歩き続けることになりました。
まとめ
ご参考までに安達太良山登山計画の登りルートと下りルートを載せさせていただきます。
登りのルート
下りのルート
下山中に左足の登山靴を浸水させてしまい、一足分しか持って行ってなかった登山靴下もダメにしてしまいました。
翌日までに登山靴も乾きません。
これではせっかくの登山気分も萎えてしまいます。
安達太良にキャンプして翌日に次の山に行くどころではなくなってしまいました。
15時頃に下山し、登山口付近にある奥岳温泉に入ってから神奈川に帰ることにしました。
安達太良山下山後に安達太良~神奈川を片道4時間強かけて車で往復。
帰宅してからはひたすら登山靴のお手入れです。
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