登山コラム

【てんきとくらすは当たらない?】参考になる登山天気サイトを紹介します。

こんにちは、オザ(@oz051619)です。

登山に行くときに一番気になるものが山の天気ですよね。

天気が良いときに登ればここに来なければ見えないような絶景を見ることができます。

しかし万が一天気がよくないときに登ってしまったら、絶景どころか遭難リスクも高まります。

そして山の天気は変わりやすい。

2020年夏の安達太良山での体験談

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2020年に登った安達太良山登山の記事です。

2020年の夏に神奈川から福島県の安達太良山に登山にいきました。

登山口で確認をしたところてんきとくらすの登山指数はC。

しかし登山口の天気がそれほど悪くなかったため、せっかくここまで来たのだからと登山を開始。

くろがね小屋を過ぎたあたりから徐々に天候が荒れはじめ、山頂付近では強い風雨で歩くことも困難に、、、

山頂まで辿り着いても無事に下山できなければ意味がありません。

登頂前に泣く泣く撤退した苦い記憶です。

ネットで検索をすると「てんきとくらすは当たらないという」という情報も出てきます。

そこで、てんきとくらす以外にも登山を前に参考になりそうな登山天気サイトをご紹介します。

登山天気サイトについて

昔からよく「山の天気は変わりやすい」といわれます。

登山口が晴れているからといってこれから何時間もかけて登る登山道や山頂が晴れているとは限りません。

天候のプロでもない一般登山者がそれを予想するのは困難です。

幸いなことに山の天気をお知らせしてくれるサービスは何社かあります。

一昔前でしたらお年寄りの知識と経験だったのかもしれませんが、ネットの普及によっていつでも誰でもわかりやすく情報提供をしてくれるようになりました。

登山天気サイト①:てんきとくらす(日本気象株式会社)

私の感覚的な話になってしまいますが、「てんきとくらす」は登山者のなかで老若男女最も参考にしている方が多い気がします。

参考の仕方は単純明快です。

気象に関する知識がなくても登山指数A~Cで山の天気を直感的にわかるように表現してくれます。

登山指数はどのように決定されるのでしょうか。

てんきとくらすでは以下のように説明しています。

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いてレベル値で表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。また、山頂付近の天気は麓付近とは異なる場合がありますのでご注意ください。登山指数には火山の噴火に関する情報は含まれておりません。火山情報の詳細はこちらをご確認ください。

てんきとくらす[登山指数について]

これらの情報はすべて無料で見ることができます。

このわかりやすさがてんきとくらすの人気の秘密なのかもしれません。

登山天気サイト②:山の天気予報(株式会社ヤマテン)

山岳気象を徹底的に追及しているサイトです。

山岳救助隊員や山岳ガイドの方も利用しているそうです。

全国330山の山頂の天気予報が閲覧可能、大荒れ情報をメール配信、今週末のおすすめの山域をメールで配信してくれたりと至れり尽くせりです。

すべての機能を使うのは有料会員、月額:330円(税込)になる必要があります。

無料会員というのもありますが、サービスを受け取れる山が限られています。

弥彦山、高尾山、御岳山、大楠山、伊予ヶ岳、三原山、八丈富士、百々ヶ峰、生駒山、六甲山、大満寺山、飯野山、星ヶ城山、立石山、宝満山、矢立山、父ヶ岳、於茂登岳、与那覇岳、湯湾岳

山の天気予報

有料会員にならないとなかなか使わないかもしれません、、、

もし山の天気予報を利用するのでしたら、自分が登山に行くシーズンだけ有料会員に登録すればいいのかなと思います。

登山天気サイト③:登山ナビ(日本気象株式会社)

てんきとくらすと同じ会社が運営しているサイトです。

てんきとくらすと明確に違う特徴としては登りたい山を選んで地図上でスタートラインからゴールまで選ぶとルート上の気象情報がわかります。

登山ルートにあわせてルート上のぬかるみ状態も目安ですが表示されるようです。

前日まで雨が降り続いたときには登山道がぬかるんでいることはよくあることです。

登山道がぬかるんでいると歩きにくかったり滑りやすかったり、、、

登山は当日の天気に目が向きがちですが、足元の情報も大変参考になります。

サービスの閲覧はすべて有料です。

スタンダード(110円)、PRO(288円)でそれぞれ見れる情報が違います。

どちらに入るかによって情報が細かく分かれているので、詳細は以下をご覧ください。

登山天気サイト④:山の天気(日本気象学会)

日本気象学会が運営しているサイトです。

山を指定すれば日本全国の山の気象予報を見ることができます。

季節限定で「夏山天気」という特集をやっています。

山小屋の方が観測した天気情報をもとに気象予報士が気象を予測してくれるとのことです。

なにげに山の天気予報専門アプリもあります。

登録後1カ月間はお試し期間で無料とのことですが、それ以降は月額240円かかります。

山頂・登山口・ふもとの天気もアプリから確認できます。

詳細はアプリ紹介のYoutubeがあったので掲載させて頂きます。

まとめ

それぞれ特徴のある登山天気4サイトのご紹介でした。

登山で無理をすることは遭難につながり、多くの関係者の方にご迷惑をかける原因になってしまいます。

街中は天気予報を確認しなくてもなんとかなりますが、登山中は自然の厳しさに触れるシビアな世界です。

登山に行くときには複数の登山天気サイトを参考にして頂いて山に向かって頂いたら幸いです。

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