こんにちは、オザ(@oz051619)です。
コロナ禍で本当に色々あった2020年の紅葉登山もいよいよ大詰め。
天候不順やスケジュールによってなかなか紅葉登山に行けなかった私ですが、2020年9月9日から土砂災害によって運休していた谷川岳ロープウェイが10月28日に営業再開となりました。
これを機に首都圏からも日帰りできる紅葉登山スポットの谷川岳に登ります。
谷川岳は10月中旬から11月上旬にかけて紅葉のピークを迎えます。
今回は紅葉前線に乗り遅れないように紅葉登山へ行ってきました。
谷川岳ってどんな山
谷川岳 基本情報
谷川岳 トイレ情報
谷川岳ロープウェイを利用して天神平まで上がります。
こちらに登山者も利用できるトイレがあります。
ここから先にはトイレもないので山に入る前に済ませておきましょう。
谷川岳 登山コース
![](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ.jpg?w=920&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ1.png?w=920&ssl=1)
「魔の山」「人喰い山」「死の山」と呼ばれる谷川岳。
実は世界の山と較べても登山中の遭難死者数が突出して多く、「世界の山ワースト記録」としてギネス登録されているほどです。
「こんな山に登っても大丈夫?」って感じですが、遭難事故の多くは一般登山道から離れた一ノ倉沢周辺で発生しています。
今回は一般登山者でも登りやすいとされている天神尾根ルートから山頂を目指します。
登山ルートは「谷川岳ロープウェイ」⇒「天神平」⇒「熊穴沢避難小屋」⇒「天狗の留まり場」⇒「谷川岳肩の小屋」⇒「トマノ耳」⇒「オキノ耳」のピストンコースです。
谷川岳ロープウェイ駐車場に車を停めます
![谷川岳ロープウェイ駐車場](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6286.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
文化の日である祝日の朝、片道2時間半かけて谷川岳ロープウェイ駐車場に来ました。
関越道水上ICで降りてから駐車場までの道沿いはちょうど紅葉がいい感じ。
谷川岳ロープウェイも営業再開したばかりでこの日の利用者多そうです。
次々と色んな地域のナンバーの車が駐車していきます。
駐車料金は1日500円。
谷川岳ロープウェイを利用して天神平へ
![谷川岳ロープウェイ駅](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6288.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
ロープウェイのチケットを窓口で購入。
大人往復チケットで2100円です。
登山者の方だけではなく天神平まで登ってみようという一般の観光客の方の姿も多く見かけました。
まだシーズン前ですが、雪が降ったらスキー客の方もこのロープウェイを利用するようです。
![登山届を記入](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6289.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
しっかり登山届を記入。
「ここだけ密かも」って思ったけど、気にしない方向で(笑)
![ロープウェイに乗ります](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6292.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
ロープウェイに乗り込んでいよいよ出発です。
ロープウェイには密にならないために4人くらいで乗り込みます。
![ロープウェイ車中から](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6296.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
ロープウェイに揺られながら眺める紅葉の山々。
![紅葉①](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6297.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
![紅葉②](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6311.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
どこまでも紅く染まった山肌にテンションが上がってロープウェイのなかから写真を撮り続けていました。
谷川岳ロープウェイで天神平に到着
![天神平](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6322.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
天神平に到着。
雪が降ればスキーのゲレンデになるみたいです。
天神平からはリフトも出ており、観光客の方も天神峠展望台まで行くことができます。
![展望の頂](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6326.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
天神平からの絶景。
格好の登山日和といえるのではないでしょうか。
![登山開始](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6330.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
リフトを横目にみながら登山開始。
前日まで雨だったので道は泥でぬかるんでいます。
![ぬかるんだ道](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6331.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
下界では紅葉が綺麗でしたが、山中では既に葉が落ちてしまっています。
![雄大な街並み](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6339.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
雄大な山並みを眺めながらの歩きます。
![木道が整備](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6343.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
木道が整備されいるところが多いので歩きやすいです。
特に道の登り下りもないため、正直あまり疲れることなく景色を楽しめます。
熊穴沢避難小屋
![熊穴沢避難小屋](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6358.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
特に危険個所もなく熊穴沢避難小屋に到着。
小屋のなかで休むこともできますが、なんといっても「魔の山」なので行動食を立ったまま食べて先を急ぎます。
![鎖場①](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6362.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
特に危険個所もなかったのですが、熊穴沢避難小屋を過ぎたあたりから鎖場が3~4か所でてきます。
![鎖場②](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6364.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
危なそうなところはすべて鎖やロープが張ってあるので三点支持で登っていけば特に問題ありません。ただ、岩がほとんど湿っており滑りやすくなっているのが怖かったです、、、
天狗の留まり場
![天狗の留まり場](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6378.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
天狗の留まり場に到着。
見晴らしのいいところに大きな岩があります。
![景色](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6379.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
天狗の留まり場の岩に登って眺めた景色。
見晴らしもとってもいいですが、寒いです、、、
風が相当強いので、主に顔が寒い、、、
![尾根歩き](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6381.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
森林限界帯を超えて尾根歩きです。
向かうはガスの立ち込める山頂付近。
![雪が残っています。](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6383.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
冷え込んだときに降ったとみられる雪が残っています。
もう山は確実に冬なんだなーと実感します。
谷川岳肩の小屋
![谷川岳肩の小屋](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6384.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
山頂に近づくにつれて少しずつガスが濃くなっていきます。
肩の小屋に到着です。
![入り口](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6386.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
5月~11月まで小屋番の方がいらっしゃるようですが、今年は10月25日までで本年度の営業は終了となったようです。
![小屋の鐘](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6385.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
小屋からの眺めも美しそうですが、ガスっててなにも見えず。
吹き溜まりに残っている雪をみながら山頂へ。
トマノ耳
![トマノ耳](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6389.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
谷川岳連峰の山頂の一つであるトマノ耳に到着。
山頂も完全にガスっててなにも見えません。
そしてやはり風が寒い、、、
![雪の結晶①](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6396.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
![雪の結晶②](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6394.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
強風のなかで気温が下がったからなのか、雪の結晶が残っています。
山頂付近はやはりもう冬の装いです。
次の山頂であるオキノ耳を目指します。
オキノ耳
![オキの耳](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6399.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
山と高原の地図ではトマノ耳からオキノ耳まで10分と記載があったのですぐに着くのかなと思っていたのですが、そういうわけでもなく強風で寒い中を足場の悪い道を下ってから登ってをやっとオキノ耳に到着です。
ここでもガスっていてなにも見えません。
このへんでちょうど時刻も12時近く、谷川岳は本当に天気が変わりやすいので御飯を作って食べながらガスが切れるのを待つ方も多かったのですが、なにぶん強風で寒かったのでそそくさと下山を始めます。
谷川岳肩の小屋で肉うどん
![肉うどん](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6409.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
風を遮るものがなく寒い山頂から肩の小屋まで降りて山小屋の軒下で山ごはん作り。
寒そうだなーと思っていたので本日の献立は肉うどんです。
こちらもCHECK
-
-
【煮込むだけ!】寒い山で食べたい簡単肉うどん
こんにちは、オザ(@oz051619)です。 今回は11月の紅葉登山、寒風が吹きすさぶ谷川岳に登ったときに作った山ごはんです。 寒い季節に山を歩いていると身体も芯から冷えてきて温かいものを食べたくなり ...
続きを見る
下山中の蛇紋岩の恐怖
![蛇紋岩](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6415.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
谷川岳は標高の高い部分は蛇紋岩・玄武岩からできており、標高の低い部分は花崗岩で出来ていると言われています。
蛇紋岩は湿ると本当によく滑ります。
私も片足がツルっと滑って久しぶりに派手にコケました(笑)
怪我をしたら元も子もないので注意が必要です。
下山後の日帰り温泉は?
![鈴森の湯](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6442.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
谷川岳からの下山後の日帰り温泉は仙富温泉鈴森の湯です。
日帰り温泉のほかに釣り堀やキャンプ場も営業されており、
アウトドア目的で訪れても楽しめそうです。
温泉は内風呂も露天風呂も源泉かけ流しでいいかんじです。
![鈴森の湯入り口](https://i0.wp.com/yama-kurashi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_6443.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
谷川岳から関越道水上ICに戻る方も途中に位置しているため便利です。
まとめ
鈴森の湯で汗を流してまた関越と圏央道を使って神奈川に戻ってきました。
コースタイムはざっくり登り3時間・下り2時間半くらいです。
去年の紅葉登山は男体山。
こちらもCHECK
-
-
【初心者も登れる】日光男体山に紅葉登山に行ってきました。
こんにちは、オザ(@oz051619)です。 例年、10月末には閉山してしまう日光の男体山。 2019年からは11月11日までに変更になりました。 昨今の気象変動で温暖化していることが理由のようです。 ...
続きを見る
去年は男体山が登りおさめになりました。
毎年12月~3月までは仕事が忙しくなり、あまり登山をする時間がなくなってしまいます。
谷川岳が楽しかったので今年はあといくつ山に登れるか楽しみです。