こんにちは、オザ(@oz051619)です。
南アルプスの仙丈ケ岳に登ってきました。
今回は登山サークルの友人4名での登山です。
深田久弥さんの日本百名山の一つにも数えられる仙丈ケ岳。
花の百名山にも認定されています。
山容が女性的ななだらかな印象を受けることから「南アルプスの女王」と言われています。
よく甲斐駒ヶ岳とセットで登られる方が多いです。
初めての南アルプスで初めての小屋泊を経験してみたかったので一泊二日の山旅です。
南アルプス 仙丈ケ岳ってどんな山?
仙丈ケ岳 基本情報
仙丈ケ岳 トイレ情報
車を停めてる芦安駐車場。
登山口の北沢峠にそれぞれトイレがあります。
登山道にはトイレがありませんが、山頂直下の仙丈小屋にバイオトイレがあります。
仙丈ケ岳 登山コース
南アルプスの女王 仙丈ケ岳へ
ある夏の夜、華金とも呼ばれる金曜日にエクストリーム退社を実施。
残業が多い私としては珍しく職場の終業のチャイムが鳴ると同時に会社を出ます。
どこにも寄り道せずにそそくさと帰宅。
帰宅後すぐにシャワーを浴びてベッドで仮眠をとります。
起きたのは23時。
人によってはそろそろ眠りにつこうかという時間。
夜0時近くに自宅近くのコンビニに車で迎えに来てくれる友人と待ち合わせます。
このままグルっと仙丈ケ岳に登るメンバー達を拾って山梨県へ。
よく渋滞する高速道路も深夜に走っているのでガラガラです。
深夜2時頃に山梨県南アルプス市の芦安駐車場に到着。
芦安駐車場は深夜だけあってもう真っ暗です。
南アルプスの玄関口 芦安駐車場
芦安駐車場は南アルプスに挑む登山者達の玄関口。
「北岳」「鳳凰三山」「甲斐駒ヶ岳」「仙丈ケ岳」にこれから登ろうという登山者が芦安駐車場に車を停めます。
それだけあっていくつも広い駐車場があり、朝早くからスタートしようという前泊の登山者の車がぎっしり。
みなさん車内で仮眠をしているらしく静かな駐車場のなかに人の気配をあちこちに感じます。
自分達も翌日のバスの出発時刻まで車内で仮眠です。
初めての車中泊。
ちゃんと休めるか心配でしたが、仕事で疲れていたせいかすぐに熟睡。
翌朝、まだ暗い朝の4時前に車のエンジン音や人の気配で目を覚まします。
登山者を乗せたバスや乗り合いタクシーが次々と出発していきます。
どこにそんなに人が沢山いたのかと思うくらい登山の方々が行列を作ってました。
昨日、真っ暗だった駐車場にこんなに人がいたのかとびっくりです。
街中はまだ夜の闇のなかに沈んでいます。
下界の時間の流れと山の時間の流れはどうやら違うようです、、、
乗り合いタクシーに乗って細長いクネクネした道を走ります。
途中、広河原というところでバスに乗り換えです。
登山口の北沢峠に到着するまで1時間超。
植生保護のため、ここまでマイカー規制が敷かれています。
このアクセスの悪さが南アルプスの敬遠される理由でもあります。
交通機関を乗り継いで北沢峠に到着
バスを降りたら本降りの雨。
北沢峠でしばらく雨宿り。
ソロ登山でしたら雨の中登るのも萎えるので登山を中止してしまうと思います。
今回はグループ登山で、しかも友人が遠方から前泊して出てきているので、
是が非でも登りたいと雨の中で雨着を着て出発です。
雨着を着て登り始めてみたものの、ゴアテックスの雨着が肌にまとわりついて蒸し暑い、、、
ひたすらうつむき加減で登ります。
せっかく山に登っているのに地面ばかり見ながら登ります。
雨はあがったものの、ガスってて展望が効かない。
ただ、登るにつれてガスもなくなって展望が開けていきます。
ほどなくして山頂に到着します。
仙丈ケ岳山頂から大仙丈カールを眺める
仙丈ケ岳山頂に到着しました。
標高3033mは今までの人生で登った最高到達点です。
山頂に登った頃には曇りがちながらも眺望もひらけるようになっています。
仙丈ケ岳は4つの尾根と3つのカールが組み合わさってます。
カールとは太古の昔に氷河によって削られた地形でスプーンで削ったような丸みを帯びた景観が特徴とのことです。
山頂から見える景色は雄大そのものです。
景観を楽しみつつ大仙丈ケ岳にも立ち寄ります。
仙丈ケ小屋に宿泊
大仙丈ケ岳にも立ち寄り雄大な景観を楽しんだ後は、山頂のすぐ近くにある仙丈小屋へ。
今日はここに泊まります。
登り始めは本降りの雨で登山が危ぶまれましたが、小屋からの綺麗な夕空も見えました。
日本百名山をすべて制覇していている強者の友人がヘリポートが近くにある山小屋は御飯が美味しい確率が高いと言っていました。
ここではすべて歩荷して下界からあげてきているらしく、御飯は簡素です。
でも、トイレはバイオトイレが整備されており、使いやすく綺麗です。
慣れないのは寝る場所。
よく旅行などに行って、普段と枕が違うと眠れなくなってしまう私です。
ちゃんと寝れるか心配でした。
この山小屋では2階に男女相部屋雑魚寝です。
一人一畳の寝るためのスペースがあったので良しとすべきかもしれません。
隣に寝ていたのが若い女性だったので、自分としてはとても気を遣いました、、、
そして19時に消灯。
やはり山と下界では時間の流れが決定的に違います。
山の夜は下界では想像もできないほど真っ暗です。
トイレに起きる人がヘッドライトをつけて歩くのでそれがサーチライトのように照射され顔にあたるたびに目が覚めます 笑
そして自分が階段の近くに寝ていたせいか、よく足を踏まれます 笑
そのたびに目が覚める。
とっても不便、でも、これまで生きてきた下界は便利すぎるんです。
仙丈ケ岳からのご来光
翌朝、再び頂上に戻り、3,033mからのご来光を望みます。
こんなに人がいたのかとびっくり。
早朝で血圧が低かったからなのか早いペースで山頂を目指して登っていたら目が回りそうになりました。
仙丈ケ岳から下山
二日目は快晴で景色を楽しみながら下山。
登ってくる方が沢山いて、登山道がしばしば渋滞。
日本百名山のようなメジャーな山ではしばしば見かける光景です。
シニア層中心のツアーが隊列組んで登ってくるので必然的に遅くなるんですよね、、、
下山後の日帰り温泉は?
仙丈ケ岳を下山後の日帰り温泉は韮崎旭温泉に行きました。
山小屋泊で一晩お風呂に入っていないので温泉は楽しみです。
韮崎旭温泉は知る人ぞ知る秘湯らしいです。
玄関から入るとご主人(?)から温泉の効能について説明されます。
いや、説明というよりも猛烈に絡まれます 笑
お湯は炭酸泉。
湯船に浸かると肌が泡だらけになります 笑
そんな楽しい山旅でした。
帰り道、中央道の渋滞が酷かった、、、